Page: 1/4   >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | | - | - | pookmark |
お知らせ − 記事の掲載の仕方をちょっと変えてみます

ブログを始めてもうすぐ7ヶ月になります。毎日英語の記事を目の前にして日本語にする作業を続けてきて、確かに力はそれなりについてきた気がします。訳した記事の内容を客先で打ち合わせに使えるようにもなってきたし。時間をかけてしっかり理解しようとすることがそれなりに機能しているということなのでしょう。


ただ一方で問題も感じています。なんとなく日本語にしないと頭に入っていかないような気がするのです。当然読むスピードは遅くなります。で、すぐに訳せないものは後回しになって結局読まなかったりします。ちょっと困ったなぁ、って思っていたところでちょっと思いつきました。ブログで手を抜こうと。今まで全文訳を載せていたのを感覚に任せた抄訳に変えたらどうだろうかと。とにかくスピード重視、紹介する記事を増やすことを重視したらどうだろうかと。今までひとつの記事に1時間近くかけていた翻訳を15分から20分ぐらいであげる速度でやってみようと考えています。


今日からこんな感じのブログになる予定です(いつまで続くかわからないけど)。


1.午前中に載せる記事は今まで同様エコノミスト誌の記事の全文訳です。やはりエコノミストはじっくり読む雑誌として表現の勉強もかねてやり続けたいです。これに関して、全文訳にしているのであえて原文は掲載しません。


2.午後に掲載する記事は抄訳の記事になります。内容はデリバティブにかかわるものを中心にしていきます。 これに関しては訳の質があまり良くなくなると思うので、原文をあわせて掲載します。少なくとも1日1本、できれば2本載せることを目標にしていきます。


もともと自分の能力を高めるために始めたブログなので、勝手なことばかりやっていますが、何らかの形で皆さんのお役に立てるのであれば幸いです。ご意見、ご要望があれば是非お伺いできればと思います。

| Merlion | 17:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/28) Cosco、9月末のデリバティブの実現損41.7億人民元
JUGEMテーマ:時事ニュース
JUGEMテーマ:経済全般

20091028日付けでダウジョーンズが報じた記事です。中国の国有企業がデリバティブ契約から多額の損失を出したそうです。これに関するEconomistに関する記事は以前全文約を掲載しています。そちらもご参照ください。


 
続きを読む >>
| Merlion | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/31) Dubai’s debt mountain – Dredging the debt
JUGEMテーマ:経済全般
JUGEMテーマ:時事ニュース
JUGEMテーマ:中東

20091031日付け、The Economist誌のFinance and economics欄に掲載された記事です。このところあまり見かけなかったドバイに関するものです。

 

ドバイは、イギリスがインドとの貿易の中継地として重要視したことから中継貿易港としての栄えました。1959年に、この記事の冒頭でも触れられていますが、当時の主張の推進でクウェートからの借金を基にして社会資本の近代化を図りました。その後アブダビ、そしてドバイ沖で油田が発見されたことで近代化がさらに進んでいくことになりました。21世紀には貿易港からさらに発展して中東における貿易、商業の最大の中心地と呼ばれるまでのメトロポリスに変貌を遂げました。

 

しかし、最近の金融危機と経済原則の影響でドバイにもかなり陰りが出てきています。私もドバイのバブル崩壊の状況はかなりひどいものらしいという話を良く聞きます。Economist誌はドバイの現状に関しては危惧はしているものの、悲観視はしていないようです(以前このブログでも一度記事を紹介しています。http://merlion0520.jugem.jp/?eid=31をご参照ください)。

 

今回の記事でも基本的にはその主張は貫かれているものと読めます。膨れ上がった負債の問題を解決するために新たな負債で資金調達していくそうです。確かに目先の破綻の心配はなくなるかもしれません。でも、抜本的に何かを変えていかないといつまでも負債は残り、破綻の危険が存在し続けるということにはならないのでしょうか。最も日本も借金を続けて返す当てが全くないという点では同じですが。

 
続きを読む >>
| Merlion | 12:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/24) America’s public debt – tomorrow’s burden (最終日)
JUGEMテーマ:時事ニュース
JUGEMテーマ:経済全般

アメリカの公的負債危機の今後に関する記事の最終日です。

 

負債が拡大すると通常であれば金利が上昇し、利息負担が増し、デフォルトリスクが高まり、資金調達が難しくなり、さらに金利が上昇する、と言った悪循環をたどるのであると私は理解しています。この記事では、急激な金利上昇も即座に資金調達が困難になることも可能性は低いとしています。ただ、今回の負債危機が慢性的なものになると考えていて、負債が増え続け、利息支払いの負担が減ることで公的なサービスに回される資金が減ることを懸念しています。記事の最後に借金まみれになってしまった日本を引き合いに出しています。確かに日本も慢性的に負債危機を抱えてしまっています。慢性的な病気もずっと続くと破綻という死を招くことにつながる可能性は否定できないのではないかと思います。
 
続きを読む >>
| Merlion | 06:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/24) America’s public debt – tomorrow’s burden (その4)
JUGEMテーマ:時事ニュース
JUGEMテーマ:経済全般
 

アメリカの公的負債危機の今後に関する記事の4日目です。

 

ここまでの検証で、アメリカに急性の危機が訪れることはないことを確認しています。この記事ではむしろ慢性的な危機を心配しています。このまま負債が増え続け、成長が思うように伸びないということになると、利息の支払いが増加し、また格下げの危機に直面することもにもつながりそうです。

続きを読む >>
| Merlion | 07:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/26) Preserving Flexibility In Derivatives Trading Essential - ISDA (Dow Jones)
JUGEMテーマ:経済全般
JUGEMテーマ:時事ニュース

20091026日にダウジョーンズで報道されたISDAの今回の規制に関する議論の見解です。

 

デリバティブ取引を標準化し取引所で取引をすることを推し進める提案はクレジット市場と参加者がリスクをヘッジする能力を損なうものだと国際スワップ・デリバティブ協会(International Swaps and Derivatives Association (ISDA))がコメントしました。ISDAも規制強化自体を反対しているのではなく、全ての取引を取引所で取引することを共用することに反対しています。国際的な協調が必要だということにも触れています。

 

ただISDAはデリバティブ取引を推進する立場にあります。そもそもその設立は過去の金融危機後にデリバティブの規制強化が激しく議論された時に、それに反対するためのロビー活動が源流にあると読んだことがあるように記憶しています。表だって反対をしているのではないとはいえ、ISDAがこういった前向きでない発言をし始めたことは、今回の金融規制議論も過去と同様に骨抜きになる可能性がまだまだ高いことを示しているように思います。

 

出張中で訳文が作れませんでした。週末に時間があれば改めて全文約は掲載したいと思います。ただ、記事としてなかなか面白かったので、とりあえずそのまま載せています。

続きを読む >>
| Merlion | 14:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/24) America’s public debt – tomorrow’s burden (その他)
JUGEMテーマ:時事ニュース
JUGEMテーマ:経済全般

アメリカの公的負債危機の今後に関する記事の3日目です。

 

ドルの外貨順預金としての役割を見直すべきではないか、という話は今回の危機を通じて議論されてきました。今までいろいろな記事を読みましたが、基本的には「代替手段がない」の一言で済まされてきました(例えば、http://merlion0520.jugem.jp/?eid=107をご参照ください)。したがって金利が低いままでも米国債を買い続ける人は存在し続けるということになりそうです。このため、インフレが急激に高まる心配もなさそうです。

続きを読む >>
| Merlion | 07:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/24) America’s public debt – tomorrow’s burden (その2)
JUGEMテーマ:経済全般
JUGEMテーマ:時事ニュース

アメリカの公的負債の今後に関する記事の2日目です。

 

危機には二つの種類があるとしています。急激に発生するもの(Acute)と慢性的(Chronic)なものです。この記事ではアメリカの負債危機は前者ではなく後者だとしています。アメリカはまだまだ国債を発行して資金調達をする必要を抱えています。通常であれば、金利を上げていかなければ買い手が次第にいなくなります。しかし、米国債の場合には金利が低いままでもまだまだ買い手が存在するそうです。米国が今まで利払いや返済をきちんと行ってきたことと、外貨準備の通貨としてドルが使われていることが理由として挙げられます。

続きを読む >>
| Merlion | 05:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/24) America’s public debt – tomorrow’s burden (その1)
JUGEMテーマ:時事ニュース
JUGEMテーマ:経済全般
 

今週は1024日付けのThe Economistに掲載されたアメリカの公的負債に関する記事を連載します。

 

アメリカの公的負債は今後の金融安定化、経済の成長の行方にとって非常に大きな不安要素だと思っています。そのあたりをEconomist誌がどのように評価するのかを見てみたいと思います。

続きを読む >>
| Merlion | 07:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(10/22) デリバティブ規制 − 取引所、決済機関からの視点 (ロイター)
JUGEMテーマ:経済全般
JUGEMテーマ:時事ニュース
 

20091022日にロイターが発表したデリバティブ規制に関する記事です。この記事は取引所や決済機関の経営者からの反応をまとめています。取引が集中することで利益を上げられることを喜ぶ一方で、取引の監督を行うにあたって課される制限を嫌っているように読めます。取引所は完全には民間の機関ではないとはいえ、もともと規制を行うための場、というよりは取引を円滑に行うために作られた場所です。これを規制を徹底するための枠組みに都合が良いからといって使ってしまうことは、格付け機関を規制の枠組みに取り入れた時のような過ちが繰り返されることにつながらないでしょうか。

この記事の最後に出てくるコメント、何を取引所で決済するかは市場主導で決められなければならない、というのは取引所を通して規制をかけようとする動きと矛盾する発言のように感じます。

続きを読む >>
| Merlion | 15:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

Calendar

Sponsored Links

Profile

Recommend

Search

Entry

Comment

Archives

Category

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode