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(6/20) Fund management – Competitive failure
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2009620日付、The EconomistLeader欄に掲載された記事です。

 

合併することが効率化やサービスの向上につながるかというと、この記事が指摘するファンドの世界だけではなくて、それ以外の業態でも必ずしも成り立たないと思います。直接は関係のない話ではありますが、三菱東京UFJ銀行という名前を、有名な落語のお話「寿限無」とかけていた落語家がいました。大切そうな名前を全て付けてしまった結果、非常に呼びにくくなったと。

 

ファンドの手数料を気にして投信を買う人が今の日本にどれだけいるでしょうか。最終的にはパフォーマンスから手数料は引かれるわけで、もう少し注目してもいいかもしれません。金利が低いままで株価もこれ以上急には上昇しないような状態だと、費用を減らして運用成績を上げるのも手です。
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| Merlion | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(6/27) Mortgage defaults in America – Can pay, won’t pay
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2009年6月27日付、The EconomistのFinance and economics欄に掲載された記事です。

 

「破産法」という法律があります。裁判所に自分が負っている債務が払いきれないと確信したときに申し立てを行い、一定の手続きを経て、債務を免除してもらうための仕組みです。自分がまだ学部で破産法を勉強していたころ、自分の責任で追った債務は最後まで背金を持つべきであり、日本の破産法の立法趣旨はおかしい、と言っていた人がいました。この分野でも「免責主義」「非免責主義」といった異なる見解があるので、議論の余地はある分野ではあります。

 

今日の記事は、法制度の問題ではないので、同じ尺度では語れません。借金をした人はしっかり返済をするべきであるし、それを損なうような仕組みを政治的にも法律的にも作るべきではないと思います。借りた本人が返済を行う義務があるのは当然ですが、今回のサブプライム問題は、そもそも政府が住宅保有をあおって作り上げた人災の面も少なからずあると考えられるため、政府も責任を持って問題の対処に当たって欲しいものです。
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| Merlion | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(6/27) Business-networking websites – Insider out
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2009627日付け、The EconomistLeader欄に掲載された記事です。

 

日本で昔からあるネットワークの最たるものとしては学閥っていうのがあげられるのだと思います。同じ学校の出身者というだけで、それまで他人であった人があっと今に話が弾むようになったりします。また、大学にいる間に様々な人脈を作ることに奔走する人もいるでしょう。

 

最近しきりに使われるようになったオンライン・ネットワークは確かに人と知り合うだけであれば、昔からの存在するネットワークに置き換わるのかもしれません。ただ、この記事に指摘されていることを読むまでもなく、LinkedInを使っているとき、なんとなくつながりの薄さを感じてきました。やはりフィジカルな繋がりは、バーチャルにはない良さがあるように思います。
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| Merlion | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(6/20) Reforming financial regulations in America - Better broth, still too many cooks
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2009620日付け、The EconomistFinance and economics欄に掲載された記事です。

 

会計学をやったことのある方であればご存知の話しではありますが、財務諸表を作るにあたって準拠しなければいけない法律が二つあります。商法と金融商品取引法です。法律が予定している目的が異なるため、それぞれの法律が要求する内容が大きく異なっている箇所が何箇所かあります。目的と歴史を紐解いてみるとなぜそのような差異が生まれたのかを知ることはそれなりにできます。でも、今の現状に合わせて差異をそのままにしておいていいか、というのは全く違う議論であるはずです。

 

本日の記事では、米国の規制当局の数がほとんど変化のない状態で放置されていることを語っています。上記の会計の話と同様、それぞれの機関ができてしまった背景は過去にはあったのだと思います。でも、それが効率的に回っていないということが明らかなのであれば見直す必要は十分にあるはずです。今回のような大きな危機を経てもできないことなのであれば、既成事実は作ってしまえば変更を加えることは非常に難しい、作ってしまえばこっちのもの、ってことを改めて確認するだけのことになるかもしれません。

 

少し前に同じような議論を、サイバーテロに対する規制について書いた記事を載せたことがあります。よろしければご参考にどうぞ。http://merlion0520.jugem.jp/?eid=25

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| Merlion | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(6/27) Money-market funds under scrutiny – Sleep therapy
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2009年6月27日付け、The EconomistのFinance and economics欄に掲載された記事です。

 

日本でもMMFは、預金同様の評価を受けてきました。元本保証をするとはどこにも書いてないのに暗黙の保証がついているような状態でした。なので、MMFが元本割れを起こしたときには、日本でも大いに話題になりました。

 

元本保証を出せば、その分費用もかさみ、当然利回りは落ちるはずです。金融原理の大原則は、No Free Lunchだと考えています。高い収益を求めればその分何かのリスクがあがるということです。少しでも高い金利を求める人がいる以上、マネー・ファンドにどのような規制を作っても、それを迂回するような商品を金融機関は作ると思います。

 

ふと思うのですが、元本保証が必要なのであれば、銀行預金で十分ではないかと思うのです。もし、それよりも高い利回りを求めるのであれば、銀行預金の場合には適用されるような恩恵の何かを失うことは当然だと思います。本来リターンが違うはずのマネー・ファンドと銀行預金、同列に扱う必要がどうしてあるのか、よくわからないです。多くの人が預けているから、というだけでは銀行に対して規制当局が行っているような手厚い監督を費用をかけてまでする必要はないと思います。むしろ、マネー・ファンドも元本割れをする危険のあるものだ、とはっきり投資家に伝えていくことの方が、よほど本来あるべきある姿のような気がしてなりません。
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| Merlion | 19:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(6/20) Corporate hedging gets harder – The perils of prudence
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2009620日付、The EconomistBusiness欄に掲載された記事です。

 

デリバティブを悪者にする論調がずっと続いている中、この時期の内容はちょっと異色で興味を引くものでした。私自身デリバティブの評価ソフトを販売している人間なので常々思っているのですが、デリバティブは元々は様々なリスクを回避するために生み出されたもので、投資銀行が設けることが当初の目的ではなかったはずです。販売を行う投資銀行側に問題がないとは言いませんが、利用する事業法人側でも安易に複雑な契約を締結しすぎることもまた事実です。

 

この時期では、デリバティブの供給が減り、締結のためのコストが上がってしまったといいます。コストを単に下げるためにさらに仕組みを複雑にすることは業界ではよく見られます。事業法人の財務担当の方々が、昨年航空会社で発生した損失の事例から十分に学び、安易に複雑な仕組みに走らないことを信じたいです。
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| Merlion | 08:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(6/20) Explaining the oil-price rally – Taming a wild beast
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2009620日付け、The EconomistFinance and economics欄に掲載された記事です。

 

景気回復に対して本格的な自信がもてない中、なぜ原油価格が上昇するのかについてはよくわからないところです。この記事でも理由ははっきりとは述べられていません。この記事の主眼は価格を安定させるための試みを紹介することであると思います。

 

少し前に、商品価格の上昇が経済にもたらす影響を説明した記事を掲載しています。あわせてご覧ください。http://merlion0520.jugem.jp/?eid=73
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| Merlion | 07:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
(6/20) Paternity and parental investment – Like father, like son
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2009620日付、The EconomistScience and technology欄に掲載された記事です。

 

一昨日は父の日でした。ニュースでも言っていましたが、母の日に比べると明らかに注目度が低いです。梅雨でじめじめしているから盛り上がらないんだ、なんて理由を挙げていたアナウンサーもいましたが、どうなんでしょう。父親は虐げられている、なんて卑屈な思いを抱いてしまう方もいるのではないかと感じました。

 

そんなことをつらつらと考えていたときにこの記事を読みました。こんな記事を普段から親の愛情を受けていない、特に他の兄弟と比べてほっとかれていると感じる子供が読んだら、ますます卑屈になりかねないです。ただ、いくら子供でも完全に平等に扱うことには限界があります。この記事は無意識に子供に対して異なる扱いをしていないかの父親が確認する契機を与えてくれた、という点で評価したいと思います。
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| Merlion | 07:07 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |
A special report on international banking - From asset to liability (その4)
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銀行のバランスシートに関する特集記事の最終日です。安定的な資金調達を行うための銀行としての選択肢を議論しています。一つは借り入れの期間を延ばすこと。これは収益の減少を生んでしまう可能性があります。もう一つは預金への依存をあげること。銀行が間接金融と呼ばれる由縁は、余剰資金のある家計から預金の形で資金を集め、資金を必要としている企業に対して貸付を行うことからきています。預金への依存度をあげるということは銀行本来のモデルに戻ることを意味していると思います。ビジネスモデルに問題が生じたときには当初のモデルに戻ってみるのは一つの重要な解決方法だと思います。
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| Merlion | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
A special report on international banking - From asset to liability (その3)
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昨日に引き続き、銀行のバランスシートに関する特集の続きです。昨日まではバランスシートの右側でも資本に着眼して議論が展開されました。今日の部分は同じ右側でも資金調達、つまり借入金に対する議論を行っています。短期の金利は長期のそれよりも高いことが普通で、その金利差を利用して銀行は収益を上げる、というのは非常に短絡的な考え方です。たとえば、1ヶ月ごとに見直される金利で借り入れを行い、5年満期の債券を購入したとしましょう。前者の金利が当初は1%、後者は3%だとしましょう。債券の金利は5年間3%のままです。これに対して借り入れ金利は金利が上昇するとあっという間に3%を超えてしまうかもしれません。かといって借り入れ期間を安易に長くすると、収益のブレを減らすことはできるかもしれませんが、そもそも金利差から生じる収益が減ってしまいます。このあたりが銀行経営の難しいところですね。
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| Merlion | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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