2009年4月25日付、The EconomistのFinance and economics欄に掲載された記事です。
ドバイは今回の金融危機の中でもかなり早い時期からバブル的な開発をしていると指摘されてきた地域だと思います。ドバイから帰ってきた人の話を聞いても、バルブ崩壊を目の当たりにしたような話を良く聞きます。でも、今回改めてインターネットでドバイの写真をいくつか見てみましたが、確かに美しいですね(過去形になりかかっているのかもしれませんが)。
この記事を読むと、ドバイでの建設がかなりまずい状態にあることと、今までブームを煽っていた人がいることがわかります。日本で生まれ、現在シンガポールで生活をしている私としては、もともと資源がなく、外国への依存が多い国の行く末とは考えたくはないです。外国に依存している国が、外国からの影響を過度に受けないようにするためには、自国のビジョンをしっかり持たなければいけないのでしょう。シンガポールは、賛否両論ありますが、進む方向はしっかり提示しているように思います。日本は果たしてどうでしょうか?
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2009年2月28日付、The Weekに掲載された記事です。翻訳を入れておいたメモリスティックを会社においてきてしまい、急遽、家にあった記事を訳しました。今日掲載する予定だった記事は、明日の朝、会社に着いたらアップします。
でも、内容としては、ちょっと考えされられるものだと思います。私自身、大学卒業までは日本で過ごし、卒業後も外資系で働いているとはいえ、常に英語にコンプレックスを感じてきました。最大の原因のひとつは、英語「で」教育を受けたことがないからだと思っています。最近自分の子供がシンガポールのインターナショナル・スクールに行くようになり、出されている宿題を見ていると、しっかりと考えることを求めているようなものをよく見かけます。自分が学生の時に出された宿題の多くは、まじめに調べればわかる、という類のものが多かったように思います。
実は日本人が苦手なのは英語だけでないのかも知れない、ひょっとしたら、自分なりに考えて、自分なりの考えを持つことが実は苦手なのかも知れない、と思っています今日この頃です。
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2009年4月25日付、The EconomistのBusiness欄に掲載された記事です。
中国の知的所有権というと、まだまだ確立されてなく、中国は海賊版の天国、と言ったイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。私もそのうちの一人です。ただ、もう一方で中国系の方々は儲けが結びつくものには貪欲にチャレンジしていく、という印象も合わせて持っています(悪意を持った感情ではまったくないです、念のために)。知的所有権を守らせることは収入に結びつきます。そのためには自分も守らなければいけないのですが。特許を明確に収入と結びつけてその取得を推し進めていくというこの記事の中の中国の姿は、日本における特許戦争での米国の姿と重なって見えるような気がします。まさに、この記事の結び文句にあるように。
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2009年4月18日付、The EconomistのBusiness欄に掲載された記事です。
任天堂のDS、Wiiはゲームをあまりやらない私でもなんとなく一人勝ちの印象があります。同社の株価は日経平均の動きとは全く関係なく、順調に推移し続けてきました。ただ、企業は新しいものを出し続けていかないといつか衰退していくのも事実です。以前は、ソニーは新しい挑戦をし続け、常に最高の商品を提供し続ける会社に思えました。今は、残念ながら、なんとなく過去の栄光にすがって生きているような気がしてなりません。大成功を収めた後の次の一手は本当に難しいものだと思います。既定路線を変えることは本当に勇気のいることです。
ちなみに私の友人は、Wiiフィットにはいずれ体脂肪が図れる機能がつくのではないかと話をしていました。そうなるとまさに遊べる体重計、と言った感じになりますね。
2009年4月25日付け、The Economistの経済面に掲載された記事です。
北京語(Mandarin)を勉強したことがある方はご存知だと思いますが、北京語の漢字は往々にして日本語の漢字よりも簡略化されています。台湾の文字の方が日本語のそれに近いです。無知をさらけ出すようで恥ずかしい話ですが、この動きに毛沢東が絡んでいたのは知りませんでした。
北京語の感じは、日本語のそれを想像することが難しいものもそれなりにあります。ということは、字を見てその起源にまで遡ることは不可能に近い場合もあると思います。「爱」という字は、日本語の「愛」に当たりますが、心という字が省略されてしまっています。「心」のない愛なんて存在しないのではないか、ということが言われ、それがこれ以上の簡略化に対する反対意見のひとつの原因となっているようです。
中国語の学習をぼちぼちと始めた私にとっては、勉強をもう一度し直すことはしたくないので、できればあまりいじってほしくないというのが本音です。
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2009年4月25日付、The EconomistのFinance and economics欄に掲載された記事です。
金融に関連のお仕事をなさっている方々以外にとって、今回の金融危機以前には格付け機関という業態に触れる機会はなかなかなかったのではないかと思います。格付け機関は、様々な金融商品に関して、その安全具合を調査し公表することを目的としています。
格付け機関が今回の金融危機の一因であると言う報道はいろいろなところで行われていますが、この記事は、にもかかわらず相変わらず独占状態が続こうとしていることを説明しています。金融機関は、格付け機関が増え、格付け産業を自分たちがコントロールできない状態になると、投資家に知られたくないことまで知られてしまう、といったことを恐れているのでしょうか。格付け産業を寡占状態にしておかなければいけない根拠は非常に乏しいものだと思います。ここにも自由化が必要な産業があります。
===============================4月25日号がきました。今週の掲載予定は、こんな感じです。優先順位や、ほかの記事を載せてほしいと言うご依頼があれば、是非ご連絡ください。
The world economiy - A glimmer of hope
Cyberwar - Battle is joined
Chinese script - Not as easy as it look like
Intellectual property in China - Battle of ideas
Dubai - A new world
Bank capital - Test of nerves
Rating agencies - The wages of sin
2009年4月11日付け、The Economistに掲載された記事です。
銀行の歴史の初期を垣間見ることができるような記事です。自分自身では経験がありませんが、日本の銀行も昔はこれに近い状態だったと聞いています。10年ぐらい前までは、口座を開設した支店に行かないとできないことがそれなりにあったように記憶しています。今では銀行は巨大な装置産業となり、業務を行うためのシステムには、多額の費用がかけられています。ATM一台を購入、設置するだけで1億円近い費用がかかると聞いたことがあります。
近代化が進む中で、銀行とその顧客の間で失われたものもあるように思います。今では支店を訪れることもほとんどなくなり、銀行員と直接会話をすることが皆無に近い状態になっている方がかなり多いのではないでしょうか。便利になっていくことで、人同士のふれあいは、少なくとも金融業界では希薄になってきているように思います。
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