スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | | - | - | pookmark |
Entry: main  << >>
A special report on international banking - Exit right(第2回)
JUGEMテーマ:時事ニュース
JUGEMテーマ:経済全般
 

昨日に引き続き、銀行救済における政府の役割についてです。景気を支えるために貸付を増やすことと、しっかりした信用調査をした上で貸付を行うことは、いずれも政府が銀行に対して望むことです。ただ同時に行うことは非常に難しい話です。新銀行東京が設立された当時、前者だけにフォーカスを当てて、後者は無視されてしまいました。前者が無視されるようなことになると、なぜ公的資金を入れるのかを国民から問いただされる事態になってしまいます。

 

日本で最近公的資金が入った銀行はどうでしょうか。多くは第二地方銀行です。政府は、貸し出しを増やすことを期待して公的資金を注入しているのでしょうか。それとも単につぶしたくないので延命をはかっているだけでしょうか。

 

今日の記事では、政府からの資金注入と給与の制限に関しても随分触れています。これに関しては、http://merlion0520.jugem.jp/?eid=18も合わせてご覧ください。
=====================================

脱出の方法を探す Finding a way out

仮に、政府の保有する株式の所有者が比較的早期に変わることが現実的だとしても、債務保証から政府が抜け出すにはさらに長い時間を要するだろうと多くの人は信じている。今年および来年、借り替えなければいけないバブル時代の債務を銀行はたくさん保有している。政府の借り入れが増加しようという中、銀行にとって民間資金を寄せ付けることは困難になる可能性がある。政府保証のついた銀行の債券が多く発行されるほど、国の保証がなくなったときに次の借り換えを行うことに対する問題が生じるリスクが上昇する。

 

経済が低迷しているときに見られる銀行の通常の本能に基づく行いに対応することが、政府がかかわった状態を続けなければならない理由である。不況時に銀行が明らかに行うことは、貸し出しを減らすことである。取引相手先に対する信用が打ち砕かれて、クレジット・バブルが収縮してしまった場合には当然のことではある。政府は、経済をてこ入れするために、銀行に貸し出しを増やすように促している。長期的には、より注意深い貸し手になってくれることを望んではいるものの。

 

政府の投資が収益を生むように求める政治的な要請が、ことをさらに複雑にしている。利益の出る状態で民間の所有者に引き渡される前に、銀行はリスクが限定的であるように見えるようになっていなければならない。これらすべてが暗示しているのは、政府が銀行に対する投資から抜け出しと債務の保証から免れるまでには、政府は長きにわたる移行期間を乗り切らなければならない。

 

政府の介入が長引くほど、金融業界での競争がゆがめられる。通常、民間会社は国の後ろ盾を持つ競合相手と競争しなければならないことに対して不平を言うが、今回の場合には、政府の後ろ盾が恩恵から重荷に変わってしまうかもしれない。当初TARPによる資本注入を歓迎したアメリカの銀行の社長たちは、徐々にそれに対して好意的でなくなってきている。政府の救済、少なくとも株式の形での救済、を受けずに済んだ銀行は、その独立性を謳歌している。「政府の資金には一定の戦略的なメリットがある。しかしそれは非常に深く政治的に利用されている」と、政府の資金を受け取らなかった大手の銀行の社長が言っている。

 

報酬は明らかな例である。TARPの資金を受け取った銀行の上位25の行員は、政府への返済が行われるまで、出来高制の支払いに関して厳しい規制にさらされる。すでに払われたボーナスも懲罰的な税金が提案されるリスクを被っている。しばらくの間はこの状態が続くかもしれない、と別の社長が言う。「ここ二、三年は、『我々はあなたを高く評価している。あなたは我々に貸付をしているようなものだ。銀行にとどまってくれれば、見返りを出そう』といえるかもしれない。」しかし、足かせのついていない競合先からの攻勢によって現実がわかるだろう。

 

政府の資金を受け取らなかった金融機関は、国際的な舞台で活動する自由を獲得している。納税者は、自分たちの提供したお金が他国での活動資金になっていることになっていることを少しも評価しない。自国での貸し出しに使われることを望んでいるのだ。解体されつつあるロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのグローバルな帝国は、この手の金融の愛国主義の顕著な例である。しかし、国内での貸付を求める圧力は、世界共通のものだ。多くの競合先がいなくなり、問題を抱えあるいは政府の指導の足かせをはめられた状態で、グローバルな市場で通常通りの業務を行い続けることのできている銀行は、すでに、新しい市場の中核となるような地位を獲得している。株主と政治家の優先順位が異なるため、独立した銀行はまた資本調達を用意に行うことができる。「政府が継続的に介入している銀行に資本を投資することは難しい。なぜなら、営業活動と給与費用に対する制限に対して不安があるからだ」と、投資銀行、ラザードのギャリー・パーは言う。

 

政府に保有されている競合先がいることの短所もある。明らかなのは、競争が不公平であることだ。2008年の初頭に国有化された英国の銀行、ノーザン・ロックは、当初は、新規の借り手に対する扉を閉じ、帳簿の規模を縮小するように言われたが、2月になって、突然状況が変わった。今は、2009年に住宅ローンで新規に50億ポンド(76億ドル)、2010年にはさらに追加で90億ポンドの融資を行うことを目標にしている。政府に保有されている銀行が、貸付目標を達成するために長期にわたってリスクを低く評価することになれば、すべての銀行がその状態に対処するプレッシャーを感じることになるだろう。

 

| Merlion | 05:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | 05:20 | - | - | pookmark |
Comment








Trackback

Calendar

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>

Sponsored Links

Profile

Recommend

Search

Entry

Comment

Archives

Category

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode