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(7/24) New York Times - Stock Traders Find Speed Pays, in Milliseconds
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2009724日付け、New York Timesに掲載された記事です。このところ私のブログでも、以前掲載したThe Economist誌の高頻度トレード(High Frequency TradingHFT)に関する記事(http://merlion0520.jugem.jp/?eid=138)に対するアクセスが多く、関心が高いようなので、別の記事を訳してみました。日刊紙の記事であるため、The Economistのものよりは分かりやすく説明してあると思います。


 
================  (本文)  ==================


Stock Traders Find Speed Pays, in Milliseconds

株のトレーダーは、スピードの追及が儲かると気づいた、ミリ秒の単位で

 

ウォール街で新たに話題になっていることがある。一握りのトレーダーが株式市場を支配し、他の投資家の発注を覗き見し、また、微妙に株価を操作していると非難されることさえある。

 

それは高頻度トレードと呼ばれる。そして、市場において最も話題となり不思議な力を持つ存在のひとつになった。

 

市場を動かし続けるニューヨーク証券取引所の機器のすぐ横に設置されることもある強力なコンピュータによって、高頻度トレーダーが数百万の発注を光のような高速で送ることや、一部で激しく中傷されている通り、多くの人から収益を巻き上げることを可能にしている。

 

これらのシステムは非常に高速であるため、人間であれコンピュータであれ、自分たち以外の投資家を出し抜き、煙に巻くことができる。数年の間、ひっそりと成長を続けてきたが、今では多くの話題を提供するに至っている。

 

金融システムが崩壊する一歩手前であった状態の直後に、ヘッジファンドやゴールドマン・サックスが巨額の収益をどうやってあげたかについてはウォール街で働くほとんどの人が疑問に思うところである。高頻度トレードが答えの一つである。

 

今月、ゴールドマン・サックスの元プログラマーが、機密のコンピュータ・プログラムを盗んだと言うことで告発されたとき(連邦検事は、「不公正な方法で市場を操作すること」が可能なソフトウェアだと語った)、疑問が一つ増えただけだった。ゴールドマンは、収益が高頻度トレードによるものだと認めたが、不公正は優位性がある点については反論をした。

 

しかしながら、高頻度トレードの専門家は、普通の投資家は言うに及ばず、巷のトレーダーに対しても優位性がある、と言う。この取引方法に関していくつかの側面から吟味を始めている、と証券取引委員会が伝えている。

 

「収益の全てがこれによって上げられているのだ」と、前ニューヨーク証券取引所の代表件社長にして、現在は大手ヘッジファンドのアドバイザーであるウィリアム・H・ドナルドソンは言う。「もし、個人投資家がこの手法に対応する手段を有しないのであれば、非常に不利な状態になる」

 

長いウォール街歴史の中で、株取引は、通常、比較的単純なものであった。買い手と売り手が取引所に集い、取引が成立するまで交渉をするのだ。1998年に、証券取引委員会が電子取引所を認可し、ニューヨーク証券取引所のような市場と競合ができるようにした。デスクトップ・コンピュータと新鮮なアイデアを持つ全ての人に市場を開放することが目的であった。

 

しかし、新しい市場が台頭するにつれ、パソコンはウォール街のコンピュータに対抗することができなくなっていった。強力なアルゴリズム(業界用語では「アルゴ」と呼ばれる)が、毎秒数百万の発注を執行し、いくつもの公的、私的な市場を同時に見渡すのである。他の投資家が瞬きをする間にトレンドを発見し、ミリ秒の間に発注や戦略を変えることを可能にしている。

 

高頻度トレーダーは、注文を出し、それとほぼ同時に取消しを行うことで他の投資家を混乱させる。市場ルールに抜け穴があり、高速の投資家が、どのように取引を他の投資家たちが行うかについて垣間見ることを可能にする。コンピュータは、動きの遅い投資家に利益を上げることをあきらめさせるように追い込むことが可能であり、そして自らの存在を気づかれる前に消えてしまう。

 

 

高頻度トレーダーは、複数の取引所において競争を行うことでも恩恵を受けている。これらの取引所では、少額の手数料が支払われ、多くの場合、最大手で最も活発に取引を繰り返しているトレーダーが手に入れるのだ。通常は一株辺り25セントが最初に到達した人に支払われる。数百万の株に適応されるこの少額の支払いによって、単純に大量の株式の取引を行うことで、売買からは若干の損失が出たとしても、高速度投資家が利益を上げることを可能にしている。

 

「技術的な軍備拡張競争の様相を呈しており、どれだけ早く動くことができるかによって、勝者となるか敗者となるかが決まってしまう」と、ニューヨーク証券取引所を運営するNYSEユーロネクストのジョセフ・M・ミケインは語った。「市場は流動性を必要としており、高頻度トレーダーは他の投資家が売買を行う機会を提供している」

 

高頻度トレードが増加してきたことは、国内の証券取引所での動きが爆発的に増えたことの背景を説明できる要因の一つだ。ニューヨーク証券取引所のデータに夜と、2005年以来日次の平均取引量は164%上昇した。正確な数字は捉えづらいが、証券取引所によると、一握りの高頻度トレーダーが全取引の半分以上の割合を占める。高速の世界を理解するために、今月の初めに、動きの遅い投資家が高速のロボットと対峙し、その結果として光速のコンピュータに戦利品を渡すこととなったときに何が起きたのかを考えてみよう。

 

それは715日のことだった。前の晩には、コンピュータ・チップの巨人、インテルが巨額の利益を発表していた。収益機会をかぎ付けた投資家が、半導体会社、ブロードコムの株式購入に着手し始めていた(この動きは大手のウォール街会社の投資家によって、自らの雇用を守るために匿名を条件として語られたものだ)。動きの遅い投資家は、板ばさみ状態に直面した。同時に大量の株式を購入しようとすると、手の内をさらすことになり、ブロードコムの株価が上昇してしまう危険があった。そこで、ウォール街良く見られるように、動きを察知されないことを期待し、発注を細分化した。取引が開始された1秒後、ブロードコムの株式は26.20ドルで取引され始めた。

 

動きの遅い投資家は、買い注文を出し始めた。それらの注文は、売り手となる可能性のある全ての投資家に提示されるかわりに、高頻度トレーダーがたった30ミリ秒(0.03秒)の間にその多くを回収してしまう結果となったようだ。これがフラッシュ・オーダーとして知られるものだ。市場は、全ての参加者に同時に注文を提示することで透明性を担保するものだとされているが、規制の抜け穴があることで、Nasdaqのような市場が、手数料と引き換えに他の投資家に先んじて、特定のトレーダーだけに対して提示が行うことを可能にしている。

 

0.5秒も経たないうちに、高頻度トレーダーは収益を生み出す可能性のあるトレンドを見出した。ブロードコムを求める動きが高まっている。コンピュータは、ブロードコムの株式を買い始め、購入額よりも高い金額で動きの遅い投資家に再び売却した。ブロードコムの株価が上昇の方向に向かい始めた。

 

すぐに、数千もの発注が市場に流れ込み、高頻度ソフトウェアのギアはトップに入った。児童のプログラムが数ミリ秒のうちに小さい単位の発注を送信したり取り消したりし始め、動きの遅い投資家がどの程度の値段でなら取引を行うのかを決定していった。高頻度コンピュータは一部の投資家の上限が26.40ドルだと瞬時に決定した。価格は26.39ドルへと上昇し、高頻度プログラムは、大量の株式を売却し始めた。

 

結果として、動きの遅い投資家は56000株に対して140万ドルを支払った。高頻度トレーダーのように迅速に動けない為に7800ドル余分に払ったのだ。

 

一日の間に数千もの株式で同様の取引を行う事で、収益はかなりのものになる。高頻度トレーダーは、昨年210億ドルの収益を生み出していると、リサーチ会社、タッブ・グループは推計している。

 

「技術革新が助長され、技術やアイデアに対して投資をした会社が報われ、その結果として市場が効率化することは、望ましい事だ」とT・ロー・プライスで米国株のトレーダーの責任者を務めるアンドリュー・M・ブルックス氏は言う。同社はミューシュアル・ファンド兼投資会社でもあり、高頻度技術と競合する事もそれを利用する事もある。「しかし、現在高頻度アービトラージとそれ以外に市場が二極化しようとしている。高頻度トレードが公正な取引を行う為に正当な取引を行っているかを知りたいと望む声がある。そうでなかったら市場は一貫性を失ってしまう。

 

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